リクルートとYahoo! JAPANがインターネットにおける求人事業を共同展開

株式会社リクルート（本社：東京都中央区、代表取締役社長：柏木斉、以下リクルート）とYahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：井上雅博、以下Yahoo! JAPAN）は11日、インターネットにおける求人事業を共同で展開するため、協力体制を強化することに基本合意しました。

今回の協力体制においては、「求人サービスのさらなる強化・発展に向けた提携」と「両社が出資する合弁会社による新規ビジネスの立ち上げ」の2つを柱とし、総合的な求人事業を展開していきます。

【提携の概要】

1.リクルートがYahoo! JAPAN上で求人サービスを展開
今回の提携で、Yahoo! JAPANは、Yahoo! JAPAN 上の求人サービスを、「Yahoo!リクナビ」として改編し、リクルートと協力してユーザビリティーの向上を図ります。
リクルートは求人サービス（※）をYahoo! JAPANのドメイン上に展開し、「Yahoo!リクナビ」として両社の個人向けインターフェイスを統合することにより、Yahoo! JAPANの集客力を生かした求人サービスの強化・発展を図ります。
サービスの開始時期は来春を予定しております。
※「リクナビ」「リクナビNEXT」「とらばーゆNet」「FromA navi」「アントレnet」「エイブリックNET」

2.合弁会社による新規ビジネスの立ち上げ
さらに両社の出資による合弁会社を設立し、アルバイトなどを中心とした募集・採用・求職活動を支援するための新規サービスの開発と運営を行い、インターネットにおける求人事業の拡大を目指します。
現在、大きく成長しているアルバイトなどを中心とした採用広告市場は、今後も拡大が見込まれています。これを受け、来春、このマーケットに向けた新規サービスをスタートさせる予定です。

【提携の目的】

両社は昨年10月に、リクルートが持つ「企業接点、商品企画力、情報量と信頼性、ブランド力」と、Yahoo! JAPANが持つインターネット上の「ユーザビリティー、集客力、ブランド力、技術力」というそれぞれの強みを生かし、インターネットにおける情報広告ビジネスを中心に、包括的な共同ビジネスの開発をスタートしました。
今回の提携は、雇用の多様化が進むなかで、求職者や求人企業のさまざまなニーズにさらに総合的にこたえていくために、両社の一連の協力体制をさらに強化し、インターネットの総合サービスを提供するYahoo! JAPANと、インターネットにおける求人サービスで、会員約230万人（2003年12月時点）、売上450億円（2003年度見通し）の実績をもつリクルートの共同事業として求人事業を展開していくことを目的としています。

【合弁会社の概要（予定）】

【今後のスケジュール】

【Yahoo! JAPAN】 <http://www.yahoo.co.jp/
ヤフー株式会社（市場名：東証1部、銘柄コード：4689、本社：東京都港区、設立年月日：1996年1月31日、代表取締役：井上雅博）が運営するYahoo! JAPANは1か月あたり約3610万人のユニークユーザー数※と、1日6億5000万ページビューのアクセスを誇るインターネットの総合情報サイトで、検索、コンテンツ、コミュニティー、コマース、モバイルなど69のサービスを提供しています。Yahoo!のグローバルウェブネットワークは、アメリカ合衆国、ラテンアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジアなど世界25の国と地域で展開しています。

※2003年10月のNielsen//NetRatings「NetView AMS JP」における家庭からの視聴率81.0％、職場からの視聴率88.2％というデータをもとに、家庭、または職場からのインターネットユーザーを約4434万人（NetRatings Japan「インターネット基礎調査」より）としてYahoo! JAPANのユニークユーザー数を算出。

【株式会社リクルート】 http://www.recruit.jp