電通とリクルート、FeliCa型IC技術を利用した販促ソリューションの開発・提供を目的とした新会社「株式会社ドラム」(DRUM)を設立
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長:俣木盾夫、資本金:589億6,710万円 以下「電通」)と株式会社リクルート(本社:東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO:柏木 斉、資本金:30億264万円 以下「リクルート」)は、FeliCa型ICカード/チップ技術を利用した販促ソリューションの開発および提供を目的とした新会社「株式会社ドラム」(DRUM)を4月に設立し、共同で事業開発を進めることに合意いたしました。
FeliCa型のIC技術を利用した電子マネーは、交通事業者や流通事業者、携帯キャリア等のサービスを中心に広く社会に普及しつつあります。電通とリクルートは、本年1月に発表した資本・業務提携を契機に、電子マネーとその技術を利用した販促領域におけるマーケティング・ソリューション事業について検討を進めてきました。この度、新会社「株式会社ドラム」(DRUM)を両社の合弁で設立し、本年中のサービス開始を目標に共同で事業開発を進めていくことになりました。
電通は、従来から、広告主に対して販促領域も含めた統合的なマーケティング・コミュニケーションサービスを展開してきましたが、電子マネー技術を利用した販促ソリューションサービスを組み込むことで、生活者のメディア接触から店舗への送客、購買に至るまでの各コンタクトポイントを捕捉する新しいコミュニケーションサービスが広告主に対して提供可能になると考えています。
リクルートは、様々な生活消費領域において、メディアやツールを使って店舗集客や販促支援等のサービスを提供してきましたが、電子マネー技術を活用することで、更に付加価値の高い新しい商品やサービスの提供が可能になると考えています。
新会社では、電通のマーケティング・コミュニケーションに関する企画・実施力と、リクルートの生活シーンや購買意向を捉えたメディア・プロデュース力を組み合わせることで、広告主・生活者の各々にとって、利便性が高い販促サービスの開発を目指します。具体的には、新しいクロスメディア媒体を開発し、そのメディアレップ事業を行うとともに、電子クーポンサービス等を活用した販促ソリューション事業を行ってまいります。
新会社の概要
- 社名: 株式会社 ドラム(DRUM)(仮称)
- 資本金: 1億円(予定)
- 本社所在地: 東京都渋谷区(予定)
- 株主: 電通60%・リクルート40%
- 設立日: 平成19年4月
- 代表者: 電通より就任(予定)
- 社員構成: 4名(予定)
- 事業内容:
- FeliCa型IC技術を利用したクロスメディア媒体開発および同媒体の広告事業
- FeliCa型IC技術に対応したクーポンサービス事業
- 電子マネーの利用促進に関する各種支援事業
- FeliCa型IC技術を利用した販促ソリューションシステムの開発・販売
<今後の見通し>
本件による電通の平成19年3月期連結及び単体業績に与える影響は軽微で、平成20年3月期業績への影響は未定です。
電通 会社概要
- 社名: 株式会社電通
- 代表者: 代表取締役社長 俣木 盾夫
- 本社所在地: 東京都港区東新橋1-8-1
- 資本金: 589億6,710万円
- 売上高: 1兆5,771億31百万円(2006年3月期実績 単体)
- 従業員数: 6,169名(2006年9月30日現在)
- 事業内容: 広告業
リクルート 会社概要
- 社名: 株式会社リクルート
- 代表者: 代表取締役社長 兼 CEO 柏木 斉
- 本社所在地: 東京都中央区銀座8-4-17
- 資本金: 30億264万円
- 売上高: 4,436億72百万円(2006年3月期実績 単体)
- 従業員数: 6,298名(2006年10月1日現在)
- 事業内容: 人材総合サービス、および情報誌・インターネット・携帯端末を活用した商品とユーザーとのマッチングサービス
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