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2010年の消費トレンド予測を発表

2010年01月13日
株式会社リクルート

IT・トレンド
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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:柏木 斉)は、1月12日、2010年の消費トレンド予測を発表いたしました。結婚・旅行・住宅・飲食・男女の日常消費領域から見る2009年の実態から、2010年のトレンドを表すキーワードをまとめました。

結婚領域:「絆と一体感」

2010年の結婚式は、2000年代後半以降の傾向である、「みんな」のものという志向がより強まり、新郎新婦を中心とした家族との「絆」や、列席するゲストとの「一体感」を実感できる場となっていくのではないか。(結婚情報誌『ゼクシィ』)

旅行領域:「思いたったら、サクッと『直旅(チョクタビ)』」

2010年は、会社帰りに、その足で立ち寄れる、「夜食つき、ミッドナイトチェックインプラン」や、「今夜は、温泉に帰ろう プラン」などのプランが増加。また近場を「日帰り旅行」する志向も増えていく。前もってプランを練って、ある種"気合い"とともに「旅に出る」ことが多かったが、これからは、「思いたったら、その足で」サクッと行く「直帰」ならぬ、「直旅(チョクタビ)」が主流になる見込み。(旅行情報サイト『じゃらんnet』)

住宅領域:「環境にもお財布にも優しい『W(ダブル)エコ志向』」

消費者は環境にやさしい(エコロジー)ことに加えて、経済的(エコノミー)かどうかを重視。2010年はエコロジー意識が非常に高まるなかで、エコノミー意識も高まるため、太陽光発電などの環境関連設備は導入コストが鍵となる。コストが折り合えば一気に普及するのではないか。(不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』)

飲食領域:「第2のダイニングから第2のリビングへ」

2010年、飲食店は熾烈な競争環境でさらにコストパフォーマンスが向上すること、利用者のプライベート志向/情報感度がより高まることにより「コスト節約シーン(低単価)」と「時間充足シーン(中・高単価)」2つのシーンを賢く使い分ける傾向が進むと予測。特に「時間充足シーン」では、本来の「料理/味」に加え、「雰囲気」を重視する傾向が高まる。「居心地のいい(リビング的)空間」がキーワードに。(グルメサイト『FooMoo(フームー)』)

男性・日常消費領域:「『幸せの低燃費化』~『燃費のいいオトコ』が主役の時代に~」

2010年、「欲望の飽くなきメタボ化」から「欲望ダイエット」へ。欲望をダイエットした消費ライフが「カッコイイ」と考える、燃費のいいオトコたちが主流に。「見栄っぱり消費=カッコ悪い」「損しない目利き力=カッコいい」「堅実≠ガマン」という志向が進む。(フリーマガジン『R25』)

女性・日常消費領域:「身・実・美 ~身につく、実がある、美につながる~」

不景気と言われることに、うんざりしてきた女性たち。現状を受け止めつつ、上手にちゃんと楽しむことを見つけていく傾向がますます進む可能性が大きい。そんな女性たちの消費キーワードは3つの"み"。消費に対する堅実さは現実問題として避けられないため、より自分の"身"に帰ってくること・モノ、そこに"実"(じつ)があるかどうかを見極めるようになる。それらを踏まえたうえで、どんな時代でも最大の関心事である"美"につながること・モノに対する消費意欲は変わらないと思われる。(通販マガジン『eyeco(アイコ)』)