第30回 ワークス大卒求人倍率調査(2014年卒)
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の人と組織に関する研究機関・リクルートワークス研究所では、1984年から大卒求人倍率を算出しております。このたび、2014年3月卒業予定者の大卒求人倍率に関する調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。
求人倍率は1.28倍と、前年の1.27倍と比べてほぼ横ばい 建設業、金融業における求人数は、下げ止まる傾向が見られる
来春2014年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.28倍と、前年(1.27倍)とほぼ同じである。業種別では、建設業は4.77倍、流通業は4.76倍となっている一方、金融業は0.18倍となっている。
従業員規模別の民間企業就職希望者数の対前年増減率は、5000人以上企業は+5.2%(前年は-15.2%)、1000~4999人企業は+3.5%(前年は-6.6%)となっており、大手企業を希望する学生は前年より増加している。また、300人未満企業の求人倍率は横ばい(前年は3.27倍、今年は3.26倍)、5000人以上企業の求人倍率は微減(前年は0.60倍、今年は0.54倍)となっており、従業員規模間のミスマッチの緩和傾向に一服感が見られる。
調査概要
調査目的
2014年3月卒業予定の大学生および大学院生に対する、全国の民間企業の採用予定数の調査、および学生の民間企業への就職意向の調査から、大卒者の求人倍率を算出し、新卒採用における求人動向の需給バランスを明らかにする
【企業】
調査対象:従業員規模5人以上の全国の民間企業6,990社
調査項目:2014年3月卒業予定者の採用予定数
調査期間:2013年2月13日~3月6日
回収社数:4,543社(回収率65.0%)
回収方法:電話・FAXにて回収
【学生】
調査対象:2014年3月卒業予定の大学生・大学院生
大卒求人倍率の定義
大卒求人倍率(以下求人倍率)とは、民間企業への就職を希望する学生1人に対する、企業の求人状況を算出したもの
求人倍率=求人総数÷民間企業就職希望者数
注)求人総数および民間企業就職希望者数は、リクルートワークス研究所による推計
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