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リクルート、ハードウェアスタートアップの製造支援をおこなう新サービス『BRAIN PORTAL』をリリース

2015年12月02日
株式会社リクルートホールディングス

IT・トレンド
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株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄 以下、リクルート)の事業育成機関である「Media Technology Lab.」は、中小企業や工場・専門家とハードウェアスタートアップをマッチングし製造支援を行う新サービス『BRAIN PORTAL』をリリースいたしました。

『BRAIN PORTAL』開発の背景、ハードウェアスタートアップの現状と課題

3Dプリンターを中心とした新たな技術やクラウドファンディングの台頭により、個人やベンチャーがものづくりに参入する"メイカーズムーブメント"が起きています。IoT・バイオテクノロジー・ヘルスケア・ロボ・宇宙・エネルギーなどの領域において、物理的なテクノロジーを用いたベンチャーの総称である「ハードウェアスタートアップ」は、近年盛り上がりを見せています。世界最大のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」においても、出品するハードウェアスタートアップ企業数が2011年から2014年で約10倍に増えています(※1)。

一方、クラウドファンディングで資金調達に成功したハードウェアプロダクトの多くが、量産化のフェーズに入った際に、大幅な出荷遅延や頓挫を起こしていることも現状です(※2)。適切な製造先を探すのに莫大な手間と時間がかかること、また、量産の際に想定を超える技術課題が生じることが大きな課題となっています。

リクルートは、これらの課題を解決すべく、グローバルにおけるハードウェアスタートアップに適切な製造パートナーや専門家を紹介しプロジェクトマネジメントを支援する『BRAIN PORTAL』を開発しました。なお、本サービスはリクルートの新規事業提案制度『Recruit Ventures』を通じて起案され、事業化されたものです。

※1)2011年データ:https://www.kickstarter.com/blog/2011-the-stats 2014年データ:https://www.kickstarter.com/year/2014/data

※2)http://money.cnn.com/2012/12/18/technology/innovation/kickstarter-ship-delay/
http://www.foxnews.com/tech/2013/08/06/kickstopped-75-percent-projects-delayed-on-crowdfunding-site.html

サービスの特徴

1、コンサルティング・プロジェクトマネジメント

テクノロジー・ビジネスの両面においてサプライチェーン全体を支援します。製造容易性だけではなく品質工学を用いた設計や、必要な試験・各種認証まで全ての計画と実行を伴走いたします。対象領域はIoT・ヘルスケア・乗り物・宇宙・エネルギーなど幅広く対応可能です。

2、ハードウェアスタートアップと専門家のマッチング

『BRAIN PORTAL』の持つグローバルネットワークの中から、プロジェクトの工程が進むにつれ必要な中小企業や工場・専門家を都度マッチングします。これらマッチングと総合的なプロジェクトマネジメントにおいて、これまで課題となってきた量産化フェーズの際のリソース・ノウハウ不足を解消し、QCD(Quality,Cost,Delivery)の同時達成を実現します。

BRAIN PORTAL

本件の詳細はこちらよりご覧ください