中国における日系企業の求人動向レポート2016年2月分「2月の求人数は前年同月比横ばい。採用抑制傾向は続くも、自動車関連製造業の求人が下支え」
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする2月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、26の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人数の増減率の推移
※一部の企業の業界区分を変更したため、2015年1月~12月の増減率(%)を、発表当時の値から変更しています。
月間求人総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
2月の求人数は前年同月比横ばい 採用抑制傾向は続くも、自動車関連製造業の求人が下支え
当社で取り扱う2月単月の求人数は、前年同期比横ばいの642件。前年同期比マイナスの業界が多い中でも、「製造」「金融/保険」の求人数増加により前年同月並みの求人数を維持。「金融/保険」は、銀行の求人数が落ち込んだ前年同月の反動増という側面が強い。「製造」は、日系自動車の販売台数増加を背景に、関連メーカーが集積する華南地域を中心に求人が増加した。「製造」内の職種別で見ると、1月に続き、エンジニアの求人数が前年同期比で増えている。
例年、年明けの動向は、春節休暇時期が年ごとに移動する影響を踏まえ、1・2月の合計でとらえる必要があるが、今年1・2月の求人数合計値は、前年同期比11%減(160件減少)となった。中国経済減速を背景に、2016年に入っても日系企業の採用抑制傾向は続いていると言える。
なお、春節休暇後は求人・求職市場がもっとも活発化する時期でもある。足もと(3月)では、例年どおり、日系企業の採用意欲に力強さも見られる。
RGF HR Agentについて
リクルートグループが展開する、アジアを中心とした人材紹介事業です。
日系企業の海外進出を人材採用面からサポートするべく、2006年に中国へ進出し、2009年にRGF(Recruit Global Family)ブランドを立ち上げました。現在、11の国と地域、26都市に展開し、日系企業のみならず多国籍企業や現地企業へのサービス提供を強化しています。
世界規模での人材流動化がより一層進むなかで、私たちは企業と個人のより良いマッチングを実現し、グローバルNo.1のHRソリューション企業となることを目指します。
日系人材紹介会社最大の拠点網:11の国と地域、26都市
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:経営幹部から新卒採用まで
日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援、アジア名門大学の学生を日本企業に紹介する新卒採用サービスまで、幅広い層の採用を実現するサービスを提供しています。
- 本件の詳細はこちらよりご覧ください