中国における日系企業の求人動向レポート2016年6月分「2016年1-6月期の求人案件数は前年同期比10%減 日系アパレルの求人からは個人消費の堅調さがうかがわれる」
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする6月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、26の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人案件数の増減率推移
※一部の企業の業界区分を変更したため、2015年1月~12月の増減率(%)を、発表当時の値から変更しています。
月間求人案件総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
2016年1-6月期の求人案件数は前年同期比10%減 日系アパレルの求人からは個人消費の堅調さがうかがわれる
当社で取り扱う6月の求人案件数は、前年同月比9%減の768件。この結果、2016年上期(1-6月)の求人案件数は4,635件で、前年同期比10%減となった。日系自動車販売が好調に推移するなど、日系企業を取り巻く環境には明るさも見えたが、採用に対する慎重な姿勢は続いた。短期的には中国経済の大幅な改善を期待できないこと、従業員の離職率が低下傾向にあることが背景にあるようだ。
上期の案件増減数(前年同期比)を業界別に見ると、減少数が最も多かったのは「製造」。中国政府の設備投資削減政策や、在中国企業の設備投資意欲停滞の影響が波及しているようだ。次いで「IT/通信」。日系企業の新規進出に勢いがない中で、ITインフラ構築需要が減少、人件費の高まりを受けてオフショアアウトソーシングの主要拠点・大連の求人案件数が減少した。「流通/小売」は前年同期比ほぼ横ばい。物流企業の求人が減った一方、アパレル企業の求人が安定的に推移しており、個人消費の堅調さがうかがわれた。
総経理
橘 宏喜 (たちばな ひろき)
RGF HR Agentについて
リクルートグループが展開する、アジアを中心とした人材紹介事業です。
日系企業の海外進出を人材採用面からサポートするべく、2006年に中国へ進出し、2009年にRGF(Recruit Global Family)ブランドを立ち上げました。現在、11の国と地域、26都市に展開し、日系企業のみならず多国籍企業や現地企業へのサービス提供を強化しています。
世界規模での人材流動化がより一層進むなかで、私たちは企業と個人のより良いマッチングを実現し、グローバルNo.1のHRソリューション企業となることを目指します。
日系人材紹介会社最大の拠点網:11の国と地域、26都市
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:経営幹部から新卒採用まで
日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援、アジア名門大学の学生を日本企業に紹介する新卒採用サービスまで、幅広い層の採用を実現するサービスを提供しています。
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