グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する 第16回グラフィック「1_WALL」展 本日より3月17日(金)まで開催!
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン(http://rcc.recruit.co.jp/)」では、本日より3月17日(金)までの期間、第16回グラフィック「1_WALL」展を開催いたします。
第16回グラフィック「1_WALL」展
ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第16回グラフィック「1_WALL」展を開催します。
ポートフォリオ審査による1次審査と、1対1で審査員と対話をする2次審査を通過したファイナリスト6名が、1人1壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の2月28日(火)には、グランプリを決定する公開最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、一般見学者にも公開される審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には1年後の個展開催と個展制作費10万円、パンフレット制作の権利が贈られます。
パステルカラーを基調としたイラストレーションをデジタルで描き空間を表現することを試みるいしいひろゆき、普段意識しない日常の中に潜む「気になるかたち」を描く石田和幸、ブルーシートで包んだフィギュアをスキャンして3DCGデータ化し新たなイメージをつくることを試みるwimp、SNS上で楽しそうに写真に写る若者たちに見え隠れする不安な気持ちを絵とテキストで表現するSERENA、撮影した犬の写真で犬の形状の立体コラージュをつくる時吉あきな、WEB技術を用いて絵の表現方法の幅を提示しその可能性を追求する藤井マリーの6名が展示をします。今回は、デジタル技術を使ったり、デジタル・ネットワークをテーマにした作品が多く集まりました。一体、どの作品がグランプリを獲得するのか、今後の活躍が期待される若手作家の作品をお楽しみください。
第16回グラフィック「1_WALL」展ポスター
「1_WALL」審査の流れ
1次審査と2次審査を通過した6名による最終プレゼン。グランプリは誰の手に?
開催概要
<展覧会概要>
- 企画展名
第16回グラフィック「1_WALL」展 - 会期
2017年2月21日(火)~3月17日(金)
11:00~19:00 日曜・祝日休館 /入場無料 - 会場
ガーディアン・ガーデン
〒104-8227 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル地下1階
TEL 03-5568-8818 http://rcc.recruit.co.jp/
公開最終審査会のご案内:2017年2月28日(火) 18:00~21:00 入場無料
観覧は要予約 TEL 03-5568-8818(予約受付時間:11:00~19:00 日曜・祝日休み)
ファイナリスト(展示順・敬称略)
いしいひろゆき Hiroyuki Ishii
1985年生まれ。桑沢デザイン研究所空間演出科中退。
「インテリア」
空間にある物。その物と物のあいだの空間と空間。そんな空間感を見てください。
石田和幸 Kazuyuki Ishida
1993年生まれ。東京造形大学グラフィック デザイン専攻卒業。
「かたちは見えている、」
けれど、僕たちはそれを見ていない。
日常にまぎれ、気にもされない色々なかたちを描き出して、しっかり見るための試みです。
wimp
1992年生まれ。東京藝術大学先端芸術専攻在籍。
「PACKING SERIES」
フィギュアをブルーシートで包むことで、キャラクターが持つコンテクストや個性を不可視にし、残された表層をイメージとして再生成する試み。
SERENA
1994年生まれ。女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻在籍。
「ギリギリ 16月 モンブランパフェで酔ってる」
SNSに大量に流れる、若者たちのかわいこぶった画像。そこから彼らの不安定な部分が見え隠れする。
時吉あきな Akina Tokiyoshi
1994年生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。
「ワンオール」
原画と複製物がだいたい同じだと認識できる状態を「ほぼイラストレーション」としてテーマにしている。
藤井マリー Mary Fujii
1989年生まれ。京都市立芸術大学大学院 美術研究科修了。
「web drawing series_生きる細胞」
絵を分割し、web上で視差効果を用いて再構築する。描いた光景に、より「捉えがたさ」を与えられないかと考えている。
審査員(五十音順・敬称略)
えぐちりか (アートディレクター/アーティスト)
ソフトバンク「PANTONE∞」、ベネッセこどもチャレンジbaby玩具デザイン、2011年フィギュア髙橋大輔選手のフリーの衣装を担当するなど、平面から立体、広告や衣装など幅広い活動を展開。JAGDA新人賞、『ひとつぼ展』グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、グッドデザイン賞、D&AD金賞(イギリス)など受賞多数。
大原大次郎 (グラフィックデザイナー)
1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。デザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、 パフォーマンスなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。2014年JAGDA新人賞、TDC賞受賞。
白根ゆたんぽ (イラストレーター)
1968年埼玉県深谷市生まれ。各種印刷メディア、広告媒体、Webコンテンツなどに幅広くイラストを提供している。最近の仕事に、BRUTUS 本特集の表紙シリーズ、GUの「GOLDEN SALE」、「SUMMER RED SALE」ビジュアルなど。クライアントワークの他に自身の個展開催、企画展への参加など多数。
大日本タイポ組合
ヒゲ有りで苗字無しの秀親とヒゲ無しで苗字有りの塚田哲也により1993年に結成。文字通りモジモジしながら文字で遊んで23年。 文字と歩んで三千里。文字を解体し、組み合わせ、再構築することによって、新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団。
室賀清徳 (『アイデア』編集長)
1975年新潟県生まれ。東京大学文学部美学芸術学専修課程卒業。(株)誠文堂新光社にてデザイン誌『アイデア』をはじめ、デザイン関連書の編集に携わる。武蔵野美術大学、東京藝術大学、ミームデザイン学校ほか教育活動にも関わる。
「1_WALL」とは
「1_WALL」は、リクルートホールディングスが運営するギャラリー、ガーディアン・ガーデンでの個展開催の権利をかけた、グラフィック、写真の2部門からなる公募展。グランプリに到達するまでに、ポートフォリオ審査に始まり、審査員と1対1で行うポートフォリオレビュー、ファイナリスト6名によるグループ展と会期中の公開最終プレゼンテーションに至るまで、何度も自分の作品と向き合うことになります。その過程こそが「1_WALL」というコンペティションなのです。
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