写真界の次世代を担う若手を発掘する 第16回写真「1_WALL」展 本日より4月14日(金)まで開催!
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン(http://rcc.recruit.co.jp/)」では、本日より4月14日(金)までの期間、第16回写真「1_WALL」展を開催いたします。
第16回写真「1_WALL」展
ガーディアン・ガーデンでは、個展開催の権利をかけた公募展、第16回写真「1_WALL」展を開催します。
ポートフォリオ審査による1次審査と、1対1で審査員と対話をする2次審査を通過したファイナリスト6名が、1人1壁面を使って作品を発表するグループ展です。会期中の3月23日(木)には、グランプリを決定する公開最終審査会を開催します。ファイナリストによるプレゼンテーションの後、一般見学者にも公開される審査員による議論を経て、グランプリが決定します。グランプリ受賞者には1年後の個展開催と個展制作費10万円、パンフレット制作の権利が贈られます。
今回の「1_WALL」は、前景の対象物を越えて、光が作る奥行きや広がりをモノクロームで定着させた阿部直樹、絶滅した部族から着想を得て、正体不明の何者かとその物語を構成する白井晴幸、インドが抱えるカースト制度と学歴社会の問題をドキュメントした千賀健史、メモをとり記憶に残すように身近な物にレンズを向けた富澤大輔、5 年ぶりに帰った故郷の変化に驚き、改めて故郷を撮り下ろした藤澤洸平、孤独と愛情、内と外など、精神的・地理的な境界をテーマにした姚 遠の6名が展示します。写真を通して、自らと世界の関わりを問う作品が多く集まりました。一体、どの作品がグランプリを獲得するのか、今後の活躍が期待される若手作家の作品をお楽しみください。
第16回写真「1_WALL」展ポスター
「1_WALL」審査の流れ
1次審査と2次審査を通過した6名による最終プレゼン。グランプリは誰の手に?
開催概要
<展覧会概要>
- 企画展名
第16回写真「1_WALL」展 - 会期
2017年3月22日(水)〜4月14日(金)
11:00~19:00 日曜・祝日休館 /入場無料 - 会場
ガーディアン・ガーデン
〒104-8227 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル地下1階
TEL 03-5568-8818 http://rcc.recruit.co.jp/
公開最終審査会のご案内:2017年3月23日(木) 18:00~21:00 入場無料
観覧は要予約 TEL 03-5568-8818(予約受付時間:11:00~19:00 日曜・祝日休み)
ファイナリスト(展示順・敬称略)
阿部直樹 Naoki Abe
1983年生まれ。東京造形大学大学院造形研究科修了。
「Endpoint #3」
目には見えない、壁のような存在を感じ、写真を撮る。世界と私自身との接点とも思えるその壁が示すのは限界か、それとも延々と続く境界か。
白井晴幸 Haruyuki Shirai
1981年生まれ。
「Invisible man」
正体不明な何かとの遭遇を描いた、
不可視の物語を巡る冒険譚。
千賀健史 Kenji Chiga
1982年生まれ。大阪大学基礎工学部電子物理科学科卒業。
「Bird, Night, and then」
インドで暮らす少年を取り巻く超学歴社会とカースト問題、若者の自殺、夢や希望を失った時に彼らがとる選択について、生き続ける事の可能性について。
富澤大輔 Daisuke Tomizawa
1993年生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科在籍。
「アンダンテ」
自分は、その周りは、一体何がどうなっているのだろう。記念写真はそれらに対するヒントと興奮を僕にもたらしてくれる。
藤澤洸平 Kohei Fujisawa
1992年生まれ。
「CLIMAX OITA USUKI」
それらは概念の力を借りないただ一枚一枚の写真。それに気づいた瞬間から、今この瞬間まで、何が撮りたいのか分からなくなっている。故郷になんて滅多に帰るもんじゃない。
姚 遠 Yao Yuan
1988年生まれ。桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン専攻在籍。
「SAKAIME」
真冬の中に揺るぎない夏が潜む。矛盾の地平に絶えず眩い夢が走る。
審査員(五十音順・敬称略)
飯沢耕太郎(写真評論家)
1954年宮城県生まれ。1984年筑波大学大学院芸術学研究科修了。1990〜94年季刊写真誌『デジャ=ヴュ』の編集長を務める。近著に『写真集が時代をつくる!』(シーエムエス)、『現代日本写真アーカイブ2011~2013』(青弓社)など。
菊地敦己(アートディレクター)
1974年東京都生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。2000年ブルーマーク設立、2011年より個人事務所。ブランド計画、ロゴデザイン、サイン計画、エディトリアル
デザインなどを手掛ける。とくに美術、ファッション、建築に関わる仕事が多い。また、「BOOK PEAK」を主宰し、アートブックの企画・出版を行う。
鈴木理策(写真家)
1963年和歌山県新宮市生まれ。2000年に写真集『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞受賞。近著に『意識の流れ』(edition nord)、『海と山のあいだ』(amanasalto)、『Atelier of Cézanne』(Nazraeli Press)、『White』(edition nord)、『TORII』(SUPER LABO)、『写真分離派宣言』(青幻舎・共著)等。
高橋 朗(PGIギャラリーディレクター)
千葉県生まれ。早稲田大学第二文学部にて平木収氏に師事。1998年、東川町国際写真フェスティバルにボランティアとして参加。2003年から2010年まで同フェスティバル現場制作指導、またアシスタントディレクターを務める。1998年冬より、PGIにて写真の保存・展示に関する業務に携わる。現在PGIのディレクターとして展覧会の企画運営を担当。
百々 新(写真家)
1974年大阪府生まれ、奈良県育ち。1995年コニカ新しい写真家登場グランプリ。1999年写真集『上海の流儀』(Mole)。2000年日本写真協会新人賞。2004年ニューヨークADC賞審査員特別賞。2009年APA広告賞特選賞。2012年写真集『対岸』(赤々舎)。2013年第38回木村伊兵衛写真賞。
「1_WALL」とは
「1_WALL」は、リクルートホールディングスが運営するギャラリー、ガーディアン・ガーデンでの個展開催の権利をかけた、グラフィック、写真の2部門からなる公募展。グランプリに到達するまでに、ポートフォリオ審査に始まり、審査員と1対1で行うポートフォリオレビュー、ファイナリスト6名によるグループ展と会期中の公開最終プレゼンテーションに至るまで、何度も自分の作品と向き合うことになります。その過程こそが「1_WALL」というコンペティションなのです。
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