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株式会社リクルートコスモスの経営権移行について

2005年05月27日
株式会社リクルート

経営
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株式会社リクルート(本社:東京都中央区 代表取締役社長 兼 CEO:柏木 斉)は、ユニゾン・キャピタル・パートナーズII,L.P.、ユニゾン・キャピタル・パートナーズII(F),L.P.及びUC・アストロ・インベスター,L.P.(Unison Capital PartnersII, L.P.、Unison Capital PartnersII(F),L.P.、UC Astro Investor, L.P.、以下「ユニゾン」)、及び株式会社リクルートコスモス(以下「リクルートコスモス」、JASDAQコード番号 8844)との間で、リクルートコスモスの経営権移行に関する最終合意書(以下「本契約」)を、本日開催の当社取締役会決議を経て締結し、リクルートコスモスの経営権をユニゾンに移行することを決定いたしましたのでお知らせいたします。また、本契約に伴い、株式会社リクルートメディアコミュニケーションズ(以下「リクルートメディアコミュニケーションズ」)がリクルートコスモスグループの保有する当社株式の全株式を譲り受けることになりますので、併せてお知らせいたします。

1.経緯・理由

当社は、リクルートコスモス設立以来、筆頭株主として資本関係を継続してまいりました。平成初頭のバブル崩壊時には、約3,500億円に上るリクルートコスモス関連不動産を取得し、同社の再建計画の実現に協力いたしましたが、その後は、大株主としての立場で互いの独自性を尊重し、それぞれの事業推進に取り組んでおります。
一方当社は、当社グループの再建計画を実行すべく、「事業の選択と集中」を経営方針に掲げ、従来からの主力事業であります人材関連事業、及び情報サービス事業への経営資源の集中を進め、ノンコア事業からの撤退、売却を行ってまいりました。このグループ再建計画も概ね最終局面を迎えつつある現状において、改めてリクルートコスモスグループとの資本関係についても見直す中、ユニゾン及びリクルートコスモスとの間で有意義な合意を得たため、ここにリクルートコスモスの経営権をユニゾンに移行することを決定いたしました。
なお、今回の決定は、いくつかの選択肢を慎重に検討した結果であり、これまでのリクルートコスモスの経営手法、事業基盤等を高く評価するユニゾンへの経営権の移行は、リクルートコスモスにとっても、その保有する潜在的能力を大きく引き出し、今後の事業の発展及び企業価値向上を磐石にするものと思料いたします。

2.業績に与える影響について

本件スキーム(当社がリクルートコスモスへ約139億円の追加出資を行った上で、当社、株式会社リクルートエイブリック、及びリクルートメディアコミュニケーションズの保有するリクルートコスモス株式全株式をリクルートコスモスへ無償譲渡)により、当社単体の業績に与える影響としては、約193億円の譲渡損失計上となる予定です。なお、当社関係会社である株式会社リクルートエイブリックの業績に与える影響としては、約2億円の譲渡損失計上、リクルートメディアコミュニケーションズの業績にあたえる影響としては、約7億円の譲渡損失計上となる予定です。