2011年のトレンド予測を発表
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:柏木 斉)は、1月13日(木)、2011年のトレンド予測を発表いたしました。女性日常消費・飲食・住宅・学び・就職活動における企業と学生のコミュニケーションの各領域における2010年の実態から、2011年のトレンドを表すキーワードをまとめましたので、ご報告いたします。
女性日常消費領域:「こつこつ(骨コツ)美人」
「長引く経済の低迷の中、遠い未来に向かって頑張るよりも、今を楽しみ、今すぐできることで得られる達成感や幸せを大切にしたい。より自分にしっかりと見返りのある、納得感の高い買い物がしたい」。そう考える女性たちの、消費キーワードは「こつこつ(骨コツ)美人」。表面的な美しさではなく、より"芯=骨"に近い部分をケアして効率よく自分を磨くこと。また、お金も労力も掛け過ぎずに"コツコツ"続けられること。その先にある、お肌・身体など"真の美しさ"につながる消費が盛り上がると考えられる。
(通販サービス『eyeco(アイコ)』)
飲食領域:「女子会が進化!"居酒屋ママ会"が流行の兆し」
会社宴会の減少を背景に、「金曜・休前日夜間の集客依存」から脱却を考えている居酒屋。「女子会プラン」のヒットにより、空いている時間の活用に手ごたえを感じている店舗も少なくない。子供を連れて街に出る消費に積極的なアラフォー世代のママが増えるなか、居酒屋は個室・座敷が多く、スイーツも充実するなど「子供連れのママ」に対応が可能となっている。今後「子供連れのママ」に着目したプランが増加する可能性が高く、今後も居酒屋の利用シーン拡大が進みそう。
(ホットペッパーグルメ リサーチセンター)
住宅領域:「自分でちょいとカスタマイズ『ちょいタマイズ住宅』」
2010年は新築供給の減少もあり、中古住宅のリノベーションが一気に花開いた。経済合理性を重視する「ポスト団塊ジュニア」が住宅購入の主役となる中で、後付け可能なカスタマイズ建材が身近に、安価に手に入る状況になっている。このようなことを背景に、新築マンション購入時に、住宅に手を加えるカスタマーが増え、2011年は、新築住宅を買った後に住宅をカスタマイズする人が増えると予測する。
(不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』)
学び領域:「アクティブ遠通(エンツウ)」
リーマンショック以降、「仕事に就くためのノウハウ」などに記事の人気が集中する傾向が続く。より「仕事」への意識が高まる中で、「誰から、どんなスキルを学ぶのか」という「学ぶ内容」を重視したスクールの選び方をする20代・30代の女性が増えている。それに伴い、2011年は「学ぶために2時間、3時間かけてでも通う」というアクティブな「遠距離通学者」がますます増えていくと予測する。
(スクール情報誌『ケイコとマナブ』)
就職活動における企業と学生のコミュニケーション領域:「本音は対面より画面に!?『ソー活元年』」
困難を極めると言われる学生の就活に新たな兆しが生まれている。選び合いが加速し、対面では「武装」してしまいがちな学生と企業の双方が、ソーシャルメディアなどのオンライン(画面)では本音をさらけ出しあい、リアルな場よりもリアルな双方向の白熱コミュニケーションが展開される。就職活動シーンにおいて、そのような新たな"ワンクッション"が登場してきている。
(就職情報サイト『リクナビ』)