ブライダル総研『夫婦関係調査2012』発表
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するブライダル総研では、夫婦関係の状況について詳細に把握するために、全国の20代から60代の既婚者2,000人を対象に『夫婦関係調査』を実施しました。
ここに調査結果の要旨をご報告いたします。 (リクルート ブライダル総研 鈴木直樹)
主な調査結果と見解
夫婦関係の満足状況と昨年からの変化
既婚者全体の73.1%が夫婦関係に満足。東名阪では昨年より夫4.4pt、妻1.6ptアップ。
「夫婦関係に満足」と答えた割合は昨年よりも3.0pt増え、特に「非常に満足」が8.5ptも上昇しました。女性よりも男性の方がアップ度が大きく、「この先離婚することはない」「配偶者のことを愛している」は、男性が「そう思う」割合が増える一方で女性側は減少するなど、男女間の気持ちの動きに違いが見られます。
「会話・コミュニケーション」での感じ方に大きな男女ギャップが。
「よく会話する」「将来の夢や計画について話し合っている」「コミュニケーションは十分にとれている」など、夫婦のコミュニケーションに関する項目は、昨年よりも「そう思う」男性が増えたのに対して、女性はすべての項目について減少しました。社会環境が大きく変化する中で、夫はコミュニケーション量が増えたと感じているものの、妻が期待するほどではなかったようです。互いが期待する会話量や内容について、今一度夫婦間ですり合わせをしてみてはいかがでしょうか。
東日本大震災がもたらした夫婦の気持ちの変化とは
震災をきっかけに、意識が「家族」に向かう夫、「自分」に向かう妻。
東日本大震災という未曾有の出来事の中で、守り・守られる夫婦関係が見えるとともに、 「子供を作ろうと思った」 「家族での旅行の回数が増えた」など家族に関わる想いの変化は男性の方が大きく、「やりたいことをやっておこうと思った」「疎遠になっていた友人と連絡を取るようになった」など、自分の生き方の変化は女性の方に大きく起こっていました。従来の意識のありかたの反動ともいえるかもしれません。
将来の生活や計画についての会話
子供、マイホーム、キャリア・・・将来の会話の多い新婚時代。「旅行」はいつも共通の話題に。
結婚1~3年の新婚時代は8割以上が将来の子供や家、キャリアについての会話をしますが次第に減っていきます。子供の独立後や老後の話を6割の夫婦がし始めるのは結婚21年目から。お墓や葬式、相続についての会話が増えるのは結婚31年目以降です。介護については結婚年数を経てもそれほど増えず5割を超えません。一方で「大きな国内旅行の計画」はどの時期でも5割以上の夫婦が話しており、共通の話題となっています。
夫婦満足の高い秘訣は「旅行」「老後の生活や趣味」について話すこと!?
将来の夢や計画を語り合い、夫婦のコミュニケーション量のUPを!
夫婦満足の高い夫婦はそうでない夫婦よりも、「旅行」や「老後(定年後)の生活や趣味」について会話をしている割合がとても高いことがわかりました。現実的な話だけでなく、将来の「夫婦で楽しく過ごす時間」について語り合うことで、今の夫婦の関係をより良いものにすることができるのではないでしょうか。
調査概要
【調査方法】インターネットによるアンケート調査
【調査期間】2012年2月16日(木)~2月21日(火)
【調査対象】全国の「既婚者かつ本人初婚」の20代~60代の男女
【集計サンプル数】計2,000件
◆東名阪:1,000
(20代男女、30代男女、40代男女、50代男女 各100/60代前半男女、60代後半男女 各50)
※「東名阪」とは、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)、東海(愛知・岐阜・三重)、関西(大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山)を示します。
◆東名阪以外:1,000(20代男女、30代男女、40代男女、50代男女 各100/60代前半男女、60代後半男女 各50)
リクルートはこれからも、ひとりひとりにあった「まだ、ここにない、出会い。」を届けていきます。
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