高校生の4人に3人が秋入学を認知。 うち、4割弱が導入に賛成。進路選択とグローバル化―「高校生価値意識調査 2012」より
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO 峰岸真澄)が運営する、高等教育機関、高校生、進路選択に関する各種調査や社外に向けての情報発信を行う、リクルート進学総研(所長:小林 浩)は、高校生の進路選択の現状を明らかにするため、将来イメージや進路選択に対する価値意識調査を実施いたしました。一部を抜粋してご報告いたします。
秋入学について
高校生の4人に3人が秋入学を認知
- 秋入学を認知している高校生は75.9%。
- 男女別でみると、男子の認知率が高い。 男子(79.5%)>女子(73.0%)
- 大学進学希望者では、「どのような内容なのかよく知っている」高校生も、35.9%にのぼる。
秋入学を認知している高校生のうち、4割弱が導入に賛成
- 認知者のうち、秋入学の導入に賛成している高校生は37.8%。反対している高校生は19.5%。
- 男女別でみると、男子のほうが導入に賛成している。 男子(39.9%)>女子(36.0%)
- 秋入学の認知度別にみると「どのような内容なのかよく知っている」高校生では、約半数が賛成している。
- 高校生全体(非認知者も含む)では、28.7%が賛成、14.8%が反対している。
導入に"賛成""反対"の理由は「高校卒業してから大学入学までの期間」
~ギャップタームの活用方法が課題に
- 賛成理由
第1位 高校卒業してから大学入学までの期間を有効に使える 67.5%
第2位 留学しやすくなる 43.9%
第3位 受験が終わって、ゆっくりする時間ができる 43.5% - 反対理由
第1位 高校卒業してから大学入学までの期間がムダ 73.0%
第2位 社会に出るのが遅れる 45.9%
第3位 就職活動への影響が出る 36.1%
グローバル化について
高校生の7割が、グローバル化は自分と関係があると感じている
~「男子」・「理系」、特に「地球・環境・エネルギー」分野希望者の意識が高い
- グローバル化は自分と関係があると感じている高校生は72.0%。
- 男女別でみると、男子の意識が高い。 男子(75.4%)>女子(69.3%)
- 文理系別でみると、理系の意識が高い。 理系(80.7%)>文系(69.3%)
- 進学希望分野別にみると、
第1位 地球・環境・エネルギー 92.4%
第2位 数学・物理・化学 86.4%
第3位 旅行・観光・ホテル・交通 84.5%
高校生の85%が、外国語を学ぶ必要性を感じている
~「女子」・「理系」、特に「国際・外国語」分野希望者の意識が高い
- 外国語を学ぶ必要があると感じている高校生は85.2%。
- 男女別でみると、女子の意識が高い。 女子(86.7%)>男子(83.3%)
- 文理系別でみると、理系の意識が高い。 理系(89.7%)>文系(84.0%)
- 進学希望分野別にみると、
第1位 国際・外国語 97.1%
第2位 数学・物理・化学 95.1%
第3位 旅行・観光・ホテル・交通 91.4%
調査概要
調査目的
高校生の将来イメージおよび進路選択に対する価値意識を把握する。
調査期間
2012年4月13日(金)~4月20日(金)
調査方法
インターネット調査
調査対象
株式会社マクロミルのモニター会員のうち、2012年3月時点の高校生を対象にスクリーニング調査を実施し、下記の1もしくは2に該当した者、を調査対象とした。
1、2012年4月現在、高校2年生、3年生で大学・短期大学・専門学校いずれかへの進学を検討している男女。
2、2012年4月現在、高校既卒者で、高校時代に大学・短期大学・専門学校いずれかへの進学を検討したことがある男女。
対象数は条件に該当した者から、平成23年度学校基本調査(確定版)の「全日制・本科 生徒数(県別)」を基に、関東/関西/東海/その他エリアの4つのブロック別に、回収数が実際の生徒数の比となり、かつ各ブロックごとの高校1年生~3年生(3月時点)の数は均等となるように設定した。
関東エリア:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
関西エリア:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
東海エリア:岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
その他エリア:上記以外の都道府県
集計対象数
1,239人
※本プレスリリースに該当する秋入学・グローバルに関する設問部分のみ、現高校2年生・3年生の826人を集計対象とした。
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