「社会の未来は明るい」と感じている高校生は3割だが、「自分の将来は明るい」と感じている高校生は半数を超える高校生の将来イメージ―「高校生価値意識調査2012」より
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO 峰岸真澄)が運営する、高等教育機関、高校生、進路選択に関する各種調査や社外に向けての情報発信を行う、リクルート進学総研(所長:小林 浩)は、高校生の進路選択の現状を明らかにするため、将来イメージや進路選択に対する価値意識調査を実施いたしました。一部を抜粋してご報告いたします。
高校生の3割が、社会人になるころの社会は明るいと感じている
- 自分が社会人になるころの社会イメージについて、明るいと感じている高校生は30.6%。
明るいと感じる理由は、景気回復や震災復興への期待が目立つ。
明るくないと感じる理由は、 不景気・就職難や少子高齢化、環境問題などへの不安が目立つ。
(フリーコメントより)
高校生の半数以上は、自分自身の将来イメージは明るいと感じている
- 自分自身の将来イメージについて、明るいと感じている高校生は55.4%。
明るいと感じる理由は、自分の努力で明るくしたい、将来の夢がある、などが目立つ。
明るくないと感じる理由は、就職への不安、将来の夢がないこと、などが目立つ。
(フリーコメントより)
将来就きたい職業・目指したい職業について、検討が進んでいるほど、自分の将来について明るいと感じている高校生が多くなる
- 「就きたい職業・目指したい職業が決まっている」高校生では、7割が自分自身の将来イメージが明るいと感じている。
高校生の6割は、大学・短期大学・専門学校卒業後の進路に対して、不安を感じている
- 自分の進路について考えるのが不安と感じている高校生は59.8%。
- 男女別にみると、女子のほうが不安を感じている。 女子(63.3%)> 男子(54.9%)
不安に感じる理由の8割弱は「仕事に就くことができるかどうか心配だから」
調査概要
調査目的
高校生の将来イメージおよび進路選択に対する価値意識を把握する。
調査期間
2012年4月13日(金)~4月20日(金)
調査方法
インターネット調査
調査対象
株式会社マクロミルのモニター会員のうち、2012年3月時点の高校生を対象にスクリーニング調査を実施し、下記の1もしくは2に該当した者、を調査対象とした。
1、2012年4月現在、高校2年生・3年生で大学・短期大学・専門学校いずれかへの進学を検討している男女。
2、2012年4月現在、高校既卒者で、高校時代に大学・短期大学・専門学校いずれかへの進学を検討したことがある男女。
対象数は条件に該当した者から、平成23年度学校基本調査(確定版)の「全日制・本科 生徒数(県別)」を基に、関東/関西/東海/その他エリアの4つのブロック別に、回収数が実際の生徒数の比となり、かつ各ブロックごとの高校1年生~3年生(3月時点)の数は均等となるように設定した。
関東エリア:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
関西エリア:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
東海エリア:岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
その他エリア:上記以外の都道府県
有効回答数
1,239人
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