「じゃらん宿泊旅行調査2012」結果発表
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)のカスタマーアクションプラットフォームカンパニーに設置された調査研究機関じゃらんリサーチセンター(センター長:沢登次彦)は、この度、全国約1万5800人の宿泊旅行者を対象に、「じゃらん宿泊旅行調査2012」を実施しました。
この調査は、観光などを目的とした宿泊を伴う旅行実態を把握するために行っている調査で、出張・帰省・修学旅行などを除いたマーケットの動向を調べています。昨年度1年間(2011年4月~2012年3月)における国内での宿泊旅行の実態について、その行き先や回数、旅行費用などの調査をし、今年で8回目の実施となります。
市場TOPICS
- 東日本大震災直後の1年間(2011年4月~2012年3月)の宿泊旅行実施率は、57.6%と震災前の1年間より微増した(0.9ポイント増)。一方、1年間の旅行実施回数は微減し、全国の延べ宿泊旅行者泊数(人泊)は約2億3987万人泊 (前年度比2.8%減)となった。
- 東日本大震災後、月別延べ宿泊旅行者数は2011年10月からほぼ全月で前年度超え。若い層ほど戻りが早く、50~79歳(シニア)層は秋まで国内旅行を手控えていた様子がうかがえる結果。「東北」ブロックへの延べ宿泊旅行者数は、「東北」「北海道」ブロック居住者が増加。
- 前年度比で、延べ宿泊旅行者数は西高東低の傾向。九州新幹線の影響か、「九州」への旅行が大きな伸び。都道府県別の増加率1位「熊本県」は、伸び率18.5%、47万人泊増。
- 全国の宿泊旅行にかけられた総額は約6.9兆円と調査開始以来、最低。1回あたりの宿泊旅行にかけた費用(大人1人あたり)は、前年度より300円減少し4万6600円に。個人旅行は、交通費が微増、宿泊費、現地小遣いが微減。
- 「一人旅」は調査開始以来、7年連続増加し14.1%。特に20~34歳の男性の「一人旅」が急増。
- LCCを活用した旅行意向は沖縄、九州、北海道居住者で高く、関東、関西居住者の意向を上回る。
テーマ別・都道府県ランキング
- 地元ならではのおいしい食べ物が多かった
1位:高知県 2位:沖縄県 3位:北海道 - 魅力のある特産品や土産物が多かった
1位:沖縄県 2位:京都府 3位:北海道 - 魅力的な宿泊施設が多かった
1位:大分県 2位:沖縄県 3位:千葉県 - 地元の人のホスピタリティを感じた
1位:沖縄県 2位:山形県 3位:秋田県 - 現地で良い観光情報を入手できた
1位:沖縄県 2位:京都府 3位:奈良県 - 子供が楽しめるスポットや施設・体験が多かった
1位:千葉県 2位:沖縄県 3位:和歌山県 - 大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった
1位:千葉県 2位:沖縄県 3位:京都府
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