中国における日系企業の求人動向レポート2016年5月分「5月の求人案件数は前年同月比14%減。設備投資削減政策の影響拡大か」
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)の100%子会社であり、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を展開する現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする5月の求人動向をまとめました。
※RGF HR Agent Groupは中国をはじめとした11の国と地域、26の都市に展開し、日系企業・現地企業・多国籍企業に対する人材紹介事業を展開しています。
中国大陸における日系企業の求人動向
業界別月間求人案件数の増減率推移
※一部の企業の業界区分を変更したため、2015年1月~12月の増減率(%)を、発表当時の値から変更しています。
月間求人案件総数の推移
RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント
5月の求人案件数は前年同月比14%減。設備投資削減政策の影響拡大か
当社で取り扱う5月の求人案件数は、前年同月比14%減の751件。足もとの景況感に明るさは見えるものの、本格的な景気回復に確信を持ちづらい中で、日系企業の採用に対する慎重な姿勢は、なお続いている。
業界別に見ると、前年同月比で求人案件の減少数が多かったのは「製造」、「商社/貿易」。
「製造」のうち、鉄鋼、化学関連企業の求人案件数が、引き続き大きく減少している。中国政府が鉄鋼、化学業界などで強力に推し進めている設備投資削減政策が一つの要因となっている可能性が高い。
「商社/貿易」の求人案件減少は、日本からの機械類などの輸入減が一因と考えられる。中国で行われている生産能力の調整によって、製造業の設備投資減少の影響を受けているようだ。
総経理
橘 宏喜 (たちばな ひろき)
RGF HR Agentについて
リクルートグループが展開する、アジアを中心とした人材紹介事業です。
日系企業の海外進出を人材採用面からサポートするべく、2006年に中国へ進出し、2009年にRGF(Recruit Global Family)ブランドを立ち上げました。現在、11の国と地域、26都市に展開し、日系企業のみならず多国籍企業や現地企業へのサービス提供を強化しています。
世界規模での人材流動化がより一層進むなかで、私たちは企業と個人のより良いマッチングを実現し、グローバルNo.1のHRソリューション企業となることを目指します。
日系人材紹介会社最大の拠点網:11の国と地域、26都市
日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ
幅広い人材層に対応:経営幹部から新卒採用まで
日系企業のみならず多国籍企業・現地企業にもサービス提供
日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援、アジア名門大学の学生を日本企業に紹介する新卒採用サービスまで、幅広い層の採用を実現するサービスを提供しています。
- 本件の詳細はこちらよりご覧ください