若手表現者を応援する「1_WALL」出品作家のその後を伝える「The Second Stage at GG」シリーズ第45弾 たかくらかずき展「有無ヴェルト」開催
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:峰岸真澄)が運営するギャラリー「ガーディアン・ガーデン(http://rcc.recruit.co.jp/)」では、2017年7月11日(火)より8月4日(金)の期間、「The Second Stage at GG」シリーズ第45弾として、たかくらかずき展「有無ヴェルト」を開催します。
たかくらかずき展「有無ヴェルト」について
たかくらかずきはドット絵を用いた平面作品で、第7回グラフィック「1_WALL」のファイナリストに選出されました。その後も画像を構成する最小単位である「ピクセル」をテーマに、イラストレーター、アーティストとして多岐に渡る作品を発表し、2016年「スタジオ常世」を設立、ゲーム開発をスタート、2017年には演劇の脚本を手掛けるなど、近年ますます表現の場を広げています。
本展では、ドット絵や絵文字といったデジタル表現を使いながら、見る角度によって絵柄が変化するレンチキュラー作品や、バーチャルリアリティ(VR)作品を中心に展示します。
人間の知覚を問うことに焦点を当てた本展では、鑑賞者の位置により見えるものが変化するVRやレンチキュラーとその作品に動かされる鑑賞者を、別の鑑賞者が見るという二重の構造をつくり、作品と向き合う身体を再認識させます。
ヘッドマウントディスプレイを装着して360°の映像を見るVR作品では、メディアアーティストのゴッドスコーピオンとコラボレーションし、「占い」をモチーフにそのランダム性などを要素として取り入れた作品を制作します。VR作品を体験している鑑賞者が見ている画面はプロジェクションされ、見ることが見せることになる状況がライブで展開します。
開催概要
- 企画展名
The Second Stage at GG #45
たかくらかずき展「有無ヴェルト」 - 会期
2017年7月11日(火)~8月4日(金) 11:00~19:00 日曜・祝日休館 入場無料 - 会場
ガーディアン・ガーデン
〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル地下1階
TEL 03-5568-8818 http://rcc.recruit.co.jp/ - オープニングパーティー
2017年7月11日(火) 19:00~20:30 - トークイベント①
都築潤(イラストレーター、グラフィックデザイナー)× たかくらかずき
「超見る」 2017年7月24日(月) 19:10~20:40 - トークイベント②
脇坂崇平(理化学研究所脳科学総合研究センター研究員)× ゴッドスコーピオン(メディアアーティスト)× たかくらかずき
「リアル・リアリティ」 2017年7月28日(金) 19:10~20:40
作家プロフィール
たかくらかずき Kazuki Takakura(Illustrator/Artist/Game creator)
第7回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト。ドット絵やデジタル表現をベースとしたイラストで、音楽、CM、書籍、WEBなどのイラストや動画を制作。劇団「範宙遊泳」ではアートディレクションを担当。「宇宙冒険記6D」で初の脚本を担当した。個人作品ではプリントやレンチキュラーシートを使った作品などを制作。pixiv zingaroにてグループ展「ピクセルアウト」を企画/主催。2016年より「スタジオ常世」の名でゲーム開発を開始、「摩尼遊戯TOKOYO」を開発中。
作家挨拶
【umwelt(ウムヴェルト)=環世界
すべての生物は種特有の知覚世界をもって生きており、
その主体として行動している。】
増やすことは 正しいことですか?
作ることは 正しいですか?
死んだ後もやっぱり つなげてゆきたいですか?
消えたくないですか
あなたは気づいてしまっている ここが虚無であることに
き01001011010010でしょう?
この虚無を乗り越えるためには
誰よりも早く広がるか
とどまって積み重なるしかない
あとひとつ、方法があるけど
いまはまだ、10010ね。
ここからが本番です
あなたの名前は100101011
立派な0100000100000000001001001なんですから
【今見ているものは、なにか?】
たかくらかずき